スロベニア共和国国民評議会議長、アロイズ・コウシュツァ氏の日本公式訪問について
今回の訪問は、スロベニアと日本の外交関係樹立30周年を記念して企画されました。二国間関係の発展を促し、特に両国の参議院の間で、将来的に新しい形の協力関係を模索することを目的としています。
今回の公式訪問では、日本の立法府、行政府、広島市の代表者と数回にわたり会談を行いました。
アロイズ・コウシュツァ国民評議会議長は、主催者との会談に加え、細田博之衆議院議長および逢沢一郎日本・スロベニア友好議員連盟会長と会談しました。会談では、両国の緊密な関係が確認され、国会議員間の協力の強化に関心が示されました。
代表団は、山田賢司外務副大臣と太田房江経済産業省副大臣に個別に迎えられ、東アジア情勢、対中関係、ウクライナ戦争、エネルギー危機について議論しました。双方は、両国の経済協力を強化する多くの機会があるとの考えを同じくしました。
公式訪問の第2部では、広島を訪問し、平和記念公園を視察し、アロイズ・コウシュツァ国民評議会議長は、広島市長と広島市議会議長と伴って、原爆犠牲者に花輪を捧げました。
また、代表団は広島大学の越智光夫学長に迎えられ、スロベニアの大学とのより緊密な協力関係を望むとのお言葉をいただきました。
広島大学副学長カロリン・フンク氏の出席のもと、国民評議会議長アロイズ・コウシュツァ氏が、ツェリエ地方博物館が出資し、バルバラ・トルノヴェッツ氏が準備した「ついに日本へ!」と題するアルマ M. カルリンに関する展覧会を開幕しました。この展覧会は、在日スロベニア共和国大使館と共同でツェリエ地方博物館が後援し、ツェリエ地方博物館のバルバラ・トルノヴェッツ氏が準備したものです。展覧会では、広島大学のティンカ・デラコルダ川島教授の司会で「Her Adventurous Spirit: Crossing Borders with Alma M. Karlin」と題した講演が行われました。
訪問の最後には、海軍呉基地を訪問し、伊藤博司副司令官から歓迎を受けました。