訪日はスロベニアの水素コンソーシアムへの支援も求める目的
タニャ・ファヨン外務欧州大臣は日本訪問を終えました。2日目には、岩田和親経済産業副大臣、また日本最大の経済団体である経団連の代表者、東原敏昭日立製作所社長、髙島誠三井住友銀行取締役会長と会談しました。
ファヨン大臣は、イゴル・パピッチ高等教育科学イノベーション大臣、スロベニア水素コンソーシアムのコーディネーターであるELES社のウロシュ・ケリン博士と共に会談に参加しました。会談では、特にグリーン水素に重点を置きながら、経済的・科学的協力拡大の機会に焦点が当てられました。スロベニアと日本はすでにスマートグリッドとスマートシティに関する3年間のプロジェクトを成功させており、この前向きな経験に基づいて両国は低炭素水素エコシステムを構築するために再び協力することができます。
「水素分野でのスロベニアと日本の新たな協力は、ゼロ・カーボン社会に向けた両国間の連携の成功を意味しています。我々は、国連安全保障理事会(UNSC)において、気候安全保障と気候変動に対する解決策を見出すために協力しています。その中で、このプロジェクトはグリーン・トランジションの目標を実践するための共同解決策を提供することになります。外交が経済、科学、開発のサクセスストーリーの扉を開く手助けになれば、私はいつも嬉しく思います。」とファヨン大臣は会談後に語り、さらにパピッチ大臣が次のように述べました。「私たちは、最大級の国際デモンストレーション・プロジェクトの実施に向け、長い成功の歴史を持つスロベニアと日本のパートナーシップをさらに深めたいと考えています。以前、私も専門家として参加したスマートグリッド分野の開発プロジェクトでは大きな成功を収め、この分野で世界的に最も優れたプロジェクトに贈られる賞も受賞しました。」
日本の後、ファヨン大臣は中国に向かい、45以上のスロベニア企業からなる過去最大のスロベニアからのビジネス代表団を伴って、水曜日から公式訪問を開始します。